発疹とは

お子さんの皮膚はとても薄く繊細で、免疫力が弱く、病気に感染しやすいのが特徴です。二カ月まではお母さんからもらったホルモンの影響で皮脂の分泌が盛んですが、その後は急激に減り、乾燥しやくなり、細菌やウイルスに感染しやすくなります。また、皮膚にできるブツブツしたものを発疹と言うので、あせもや虫刺されも発疹の一種です。発疹は全身の皮膚だけではなく、口の中にも症状があらわれます。

ウイルス感染による発疹には発熱をともない、多くは感染力が強く、子どもから子どもへと流行します。そして病気によって発熱のタイミングや発疹のあらわれ方に特徴があります。例えば突発性発疹の場合であれば熱が下がった後に発疹がでます。手足口病だと発熱とともにかゆみのない水泡ができますが、口の中の粘膜にできた水泡は破れると潰瘍になり、痛みをともないます。

治療方法

様子をみる ・かゆみがある
診療時間内に受診してください ・皮膚のブツブツに、膿や汁がある
・もりあがったリング状の発疹が出てきた
・舌にイチゴのようなザラザラがある
・リンゴのような赤いほっぺたになる
・薬を飲んで発疹が出てきた
・小さな水ぶくれがポチポチと出てきた
・顔やくちびるが、はれぼったい
・目とくちびるが真っ赤である
できるだけ早く受診してください ・目ヤニやせきがひどく、元気がない
・顔やくちびるが、はれぼったい
・息苦しく、声がかすれてきた
・暗い紫色の小さな点々が、足のひざから下に出ている
・関節や股の周辺(陰のう、股のつけね)を痛がる